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明治ホールディングス(HD) 川村和夫社長に聞く

 来年10月に予定される消費増税は個人消費に、どう影響するのか。乳製品や菓子などを手がける明治HDの川村和夫社長に聞いた。

 消費者が毎日のように購入する商品について、税率が引き上げられることは、消費者にとって心理的な負担が大きいです。

 ただ、軽減税率によって(所得が少ない人ほど負担が重くなってしまう)逆進性の懸念は払拭(ふっしょく)されたかたちで実行されるので、消費全体への影響は少し減殺される、との期待感はあります。消費ががくっと落ちるという不安の解消につながる、とみています。

 価格を消費税分も含めた総額で表示することの義務化は、消費者に分かりやすいという意見もありますが、われわれのような食品メーカーや小売業者の多くは反対しています。税込みで表示すると、負担感が強くなってしまうのです。

 税別での表示は、消費税率の8%への引き上げに伴い、2021年3月までの特例で認められた経緯があります。10%への引き上げにあわせて、税別での表示も恒久的に認めてはどうでしょうか。(聞き手・長橋亮文)