[PR]

 駿河湾特産のサクラエビの不漁問題で、静岡県は26日、1回目の資源調査(21日に実施)の結果を公表した。12日の初漁日調査から資源量や分布区域の変化はほとんどなく、県桜えび漁業組合が漁が可能かどうかの判断基準とする「稚エビの割合が3分の1未満」の区域はなかった。

 1回目の資源調査の結果を県水産技術研究所(焼津市)が分析した。駿河湾の全15調査区域のうち初漁日調査でほとんど捕れなかった伊豆西岸や御前崎沖の計3区域を除いた12区域で、魚群探知機を使って群れを調査。その情報をもとに試験網で2368匹を捕った。

 うち8区域でサクラエビが網にかかったが、最もよい結果となった区域でも体長35ミリ以下の「稚エビ」の割合が59%を占め、親エビが網にまったくかからなかった区域もあった。親エビが比較的多かったのは安倍川沖~相良沖と沼津沖で、初漁日調査の結果とほとんど変わらなかった。

 県水産資源課によると、2回目の資源調査は27日に行う。同組合はその分析結果を受けて30日に船主会を開催し、12月以降の漁の方針を決める予定。(宮廻潤子)