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 建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞するなど、世界的に活躍する建築家・妹島(せじま)和世さんが設計した大阪芸術大学(大阪府河南町)アートサイエンス学科の新校舎が完成し、27日披露された。12月4日まで一般向けに特別公開される。

 妹島さんは、西沢立衛(りゅうえ)さんとのユニット「SANAA(サナア)」名義で、金沢21世紀美術館などを手がけたことで知られる。新校舎は地上2階地下1階で、延べ床面積は約3176平方メートル。丘の上という立地に合わせ、丘と一体化したような、なだらかなカーブを描く外観。多方向から出入りができ、内と外とのつながりが意識されている。学生たちが気軽に立ち寄れ、新しい出会いを生む「交流の場」となるよう設計したという。

 内覧会で妹島さんは「うまくこの場所に着地していくようなものをつくりたいと思った。誰でもウェルカムで入ってきたくなるような場所になれば」と話した。

 アートサイエンス学科は、テクノロジーをいかしたアートやデザイン表現などを生み出す人材の育成をめざし、2017年4月に新設された。

 校舎の特別公開に合わせ、デジタルアート作品の展示もある。問い合わせは大阪芸術大学(0721・93・3781)。(松本紗知)