寺下真理加
来春の入園や入学に向けて、保育園や幼稚園、小学校から、子どもの通園バッグなどを手作りするよう求められることも多いのではないでしょうか。「忙しくて余裕がない」という声がある一方、「苦手だったけど挑戦してよかった」という人も。手作りをサポートするサービスも関心を集めています。
記者は独身で、手芸は趣味の一つですが、先日「子育て中の同僚は入園グッズを一人で縫うの?」と疑問に。A先輩は「作ったよ」。B先輩は「まさか。『ミンネ』は知ってる?」。これが取材の発端でした。
金曜日の夜。横浜市都筑区の認可保育所「川和(かわわ)保育園」では数十人の父母たちが集まり、翌日のバザーの準備に追われていた。鍋つかみ、バッグ、ぬいぐるみ……販売される品物の大半は保護者の手作りだ。5、6人が車座になって縫い針をせっせと動かす。
「手作り重視」は園の方針。親は入園前後に通園バッグ、靴袋、着替え袋など計6点ほどを作る。なるべく子どもが気に入った、同じ柄の布でそろえるという。
「最初はなんで?って思いましたよ。手芸は苦手だし」
長男が年中組に通うケアマネジャーの母親(42)は、入園時を振り返る。「でもその後、『2晩徹夜した、あのつらい時間が報われた!』と思える出来事があったので」
園でコマ遊びに熱中していた長…
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