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 中国・南方科技大の研究者が、狙った遺伝子を改変できるゲノム編集技術を使ってエイズウイルス(HIV)に対する免疫を生まれつき持たせた双子の女児を世界で初めて誕生させた、と報じられたことを受け、世界中の研究者が集まるゲノム編集の国際会議の組織委員会は声明を発表した。この研究計画が、米国の科学アカデミーなどが示している、実施条件の指針に合致するかどうかは明らかでない、としている。

 米科学アカデミーなどは、こうした臨床応用について事前にリスクと有効性を明確にしたうえで、他に治療法がない疾患の予防に限り、厳格な監督のもとで実施するよう求めている。

 国際会議は27日午前、香港で開幕した。3日間開かれる。今回の中国の研究者は2日目に登壇する予定。声明は、国際会議での対話がゲノム編集に関する世界的な理解を広めることを願っているともうたった。(香港=福地慶太郎