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 日本で来年9月に開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)実現へ、先陣を切った陰の功労者がいる。招致に尽くしたとして11月にラグビーの国際団体から表彰された元首相の森喜朗・前日本ラグビー協会会長(81)は、15年前の11月29日に急逝したある外交官の名を挙げた。

 奥克彦さん(享年45)。在英大使館参事官だった2003年、イラク北部を四輪駆動車で移動中に何者かに銃撃された。米国の先制攻撃に国際社会が割れたイラク戦争後の日本の復興支援を探るため派遣されていた。

 森氏は奥さんと同様、かつて早大ラグビー部にいた。奥さんより20歳ほど年上だが、「気持ちがぴったり合った」という。

 二人をつないだのは、早大ラグビー部の名将で、日本代表も率いた故・大西鉄之祐氏。奥さんが1981年に外務省に入った頃、衆院議員になっていた森氏へ手紙が送られてきた。「君と同じような青年を紹介する」という趣旨だった。

 奥さんは外交官を目指して大学2年で退部していた。森氏も病気のため1年の途中で退部し、政界へ進んだ。2人ともやめる際に大西氏に悩みを打ち明け、気にせず大きなことをやれ、と励まされていた。

 森氏が首相だった00年から01年にかけて、外務省国連政策課長になっていた奥さんは首相官邸の執務室によく顔を出した。森氏は、当時をこう振り返る。

 「『先輩!』と、しょっちゅう…

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