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 臓器提供の意思表示をしていますか――。富山国際大付属高メディア・テクノロジー部の生徒たちが、臓器移植について考えてもらう活動に取り組んでいる。AR(拡張現実)の技術を使った教材を作るなどして、子どもにも関心を持ってもらおうとしている。

 同部はARの技術などを使い、社会問題の解決に向けた研究をしている。移植の啓発活動を始めたのは4年前。県移植コーディネーターの高橋絹代さんが、臓器移植について広く考えてほしいと同部に協力を呼びかけた。

 同部は昨年、インターネットに誤った医療情報が広まっていることに注目。SNSで「移植をすると提供者の記憶や食べ物の好みが移る」という情報が広まっていて、同校の1年生約230人にアンケートをすると、半数以上がこの情報を信じていたという。

 そこでまず、臓器の働きや移植について、就学前の子どももARを使いながら楽しく学べる教材を作った。「日本では移植を待っている人が何人いるかな?」という質問には、人体の骨格模型に貼り付けた臓器の紙にタブレットをかざしてもらう。すると、日本でその臓器の移植を待つ人の数が示される。世界地図の上に置かれた国旗にかざすと、その国でどのくらいの臓器移植が行われたかを示す数値やグラフが出てくる。

 3Dプリンターで作った臓器の入ったカプセルが出てくる「ガチャガチャ」、移植についてAI(人工知能)が質問に答えるシステムなども開発。様々なイベントに出向いて、子どもから大人まで試してもらう。「楽しく遊んで、臓器移植を話題にするきっかけにしてほしい」と部長の吉田怜未さん(2年)。

 部員も家族と移植について話し合うようになったという。

 塚本桃加さん(1年)は「誰かの中で生きていけるから」と提供には賛成。だが親は「いなくなってしまう気がする」と反対する。馬場成美さん(同)の親は「したいようにすればいいよ」と言うが、提供するのは「怖い」という気持ちもあり、迷っている。

 高橋さんは「臓器提供はする権…

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