【動画】暴風雨・極寒も再現 衣料開発に人工気象室=細川卓撮影
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 送風口がうなりを上げ、強風と横殴りの雨が女性に吹き付ける。風速20メートル。撮影用に持ってもらった傘がばさばさと暴れる。

 ここは人工気象室。今年6月、大津市に東レの生地・縫製品の開発拠点「テクノラマGⅢ」として誕生した。幅5メートル、奥行き6メートル、高さ4・5メートルの本室と二つの副室を備え、温度、湿度、風、雨、光などを調節できる。ゲリラ豪雨や北極・南極圏、熱帯ジャングルなど、地球上のほぼ全ての気象を再現できるという触れ込みだ。

 同社が持つ人工気象室の3代目。既存設備はファーストリテイリングの「ヒートテック」などの生地開発に使われた。東レのテキスタイル・機能資材開発センターの清水敏昭所長は「一般向け衣料にも機能が求められる時代。消費者の目は年々肥えています」。より軽量で快適な衣料を生み出すため、試行錯誤は続く。(細川卓)