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 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と、日本フェンシング協会の太田雄貴会長は、ともにフェンシングの五輪メダリストだ。64歳と33歳。キャリアは違うが、今はスポーツ界の組織を束ねる。そんな2人が2020年に向けて語り合った。五輪の魅力や課題、スポーツの力とは。

 ――太田さんが剣を握るきっかけは、欲しかったゲーム機だったとか。今風に言えば、eスポーツに釣られたんですよね。

 トーマス・バッハ たしかお父さんに習ったんでしょ?

1985年生まれ。五輪は4大会出場。2008年北京はフルーレ個人、12年ロンドンは団体で共に銀メダル。昨年から日本フェンシング協会会長

 太田雄貴 はい。半ば無理やり。小3の時、「買う代わりにちゃんと練習する」という父の作戦に乗りました。父は経験者でしたが、全国級の選手ではなく、息子に夢を託そうとした。僕は始めて半年で小学生の全国大会で優勝したんです。大学2年の冬まで4300日近く、一日も練習を休まなかった。

 ――サッカーの強豪国であるドイツ出身のバッハさんはなぜフェンシングを?

1953年生まれ。ドイツ出身。76年モントリオール五輪の男子フルーレ団体金メダル。91年にIOC委員に。2013年にIOC会長に就任

 バッハ 私はサッカー少年でした。友人たちと路上で毎日ボールを蹴り、ひざやひじに擦り傷を作って家に帰っていた。ある日、両親から突然、スポーツクラブに行くように、と言われたのです。私がやんちゃすぎるので、スポーツについてもっと学ばないといけない、と諭されました。私はもちろん大歓迎。でもサッカークラブに入ると思ったら、フェンシングだよ、と言われ、私は絶対に嫌だとわめいて、泣いて拒んだ。6歳だったかな。でもその後、スポーツ全般で良いトレーニングをしてくれるからサッカーも上達するはずだと言われ、受け入れた。それで今に至ります。

 ――五輪メダリストをめざすほど真剣になったのはいつ?

 太田 小学校のとき、フェンシ…

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