[PR]

 ステファノ・ガッバーナとドメニコ・ドルチェがデザインするイタリアの有名ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」(D&G)が中国の市場向けに流した広告動画から始まった騒動の波紋が広がっている。問題の背景には何があるのだろうか。

 問題の発端は、D&Gが11月18日に公開した動画だ。中国人とみられる女性が箸を使って不器用にピザを食べる内容で、中国のネット上では「伝統的な箸文化を馬鹿にしている」といった批判が噴出した。21日には、デザイナーのガッバーナのアカウントが中国を「ウンコの国、汚いマフィア」などと罵倒する画面がネットで出回り、炎上。同日夜に上海で予定されていたD&Gの大規模なプレタポルテのショーは、中国人モデルが続々と出演を拒否し、中止になった。

 D&Gは、デザイナーの発信について「他人にアカウントを乗っ取られ、本人の発言ではない」と弁明。23日、デザイナー2人が謝罪する動画を公開した。ショー中止後も、中国の有名芸能人らがD&Gの商品を買わないとSNSで発信するなど、不買の動きが広まった。急成長してきた中国市場で大打撃を受ける恐れが指摘されている。

 今回の動画については、差別的であってもそれほど悪意は感じられないという見方もある。渦中のガッバーナが自身のSNSでおかしな踊りを披露するといったことと同じような軽い感覚で作られたのではないかという受け止めだ。

 本国イタリアでも大きなニュースとして報じられ、同国のファッションジャーナリストは「ファッション業界にありがちだった、軽率なおふざけはもう通用しない。グローバル時代だからこそ、ローカルな文化にきちんと向き合うべきだった」と話す。

 明治大学の藤田結子教授(社会…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら