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 三重県鳥羽市のふるさと納税の寄付額が前年度の同時期と比べ、約2億2千万円も減少したことが分かった。真珠製品の返礼を取りやめたことが原因。中村欣一郎市長は28日の定例会見で「市にとって、真珠は宝飾品ではなく地場産品だと国に説明したが、認めてもらえなかった」と嘆いた。

 市企画財政課によると、市の2017年度の寄付額は県内トップの4億9884万1千円。昨年10月末時点でも2億9205万円あった。

 だが、高額返礼品の過当競争を受け、国は昨年4月、市に「宝飾品」の真珠製品を返礼品として扱うことをやめるよう通知。市は昨年12月から真珠製品を除外したところ、寄付額は今年10月末時点で7120万9千円にとどまっている。

 一方、「高額な返礼品をいまだに維持している自治体がある」などとして、市は今年8月、県を通じて国に「抗議文」を出したことも明らかにした。中村市長は「色々なメニューを考えてはいるが、一発逆転のアイデアはない」と苦しい胸の内を明かした。