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 「脱ゆとり教育」の影響で教科書のページ数増や大型化が進み、通学カバンの重さが懸念されている。文部科学省は9月、荷物の重さに配慮するよう全国の教育委員会などに通知した。教科書や資料集を学校に置いて帰る「置き勉」について、岐阜県内でも議論や取り組みが進んでいる。

 「ノートを持ち帰ることを強制するのはおかしい」「持って帰るかどうかは自己責任だと思う」

 11月下旬の昼休み。岐阜市立加納中学校の体育館では、生徒による「議会」が開かれた。3学年16クラスから選ばれた生徒が「議員」として置き勉についての意見を交わした。体育館には100人ほどの生徒が傍聴に集まり、関心の高さがうかがえた。

 文部科学省は9月、全国の教育委員会などに、通学時の荷物の重量などに配慮するよう求める通知を出した。子どもの発育状況や通学環境に合わせ、学校側に工夫を促す狙いがあった。

 同校では、10月、登校時に生徒205人のカバンの重さを量った。平均9・15キロ。学校は、自治を実感してもらおうと、置き勉の是非について生徒たちに議論させることにした。

 議会に先駆け、全校生徒に実施したアンケートでは97%が置き勉に賛成。だが、「紛失が起きてもめ事になったら怖い」「家で教科書を使いたい時、忘れたら取りに戻らないといけない」といった声もあり、ルール整備が課題となった。

 家での学習のためノートは持ち帰るべきかどうかも争点となった。議長を務めた若山暢晃(のぶあき)さん(14)は「最初は持ち帰りに反対だったけど、テスト前などはよく見る。学力の向上を考えると持ち帰った方が良いかもしれない」と話した。

 今月13日にあった生徒総会には全校生徒約550人が出席。「置き勉」は賛成多数で可決された。「教材は決められた場所に置く」「必ず記名する」「他の学級に入室しない」ことも可決されたが、「(教材の)貸し借りはしない」「ノートは持ち帰る」は否決された。教科書やノートの持ち帰りは生徒一人ひとりの判断に委ねられた。

 アメリカの小児科学会では「バ…

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