TBS系ドラマ「3年B組金八先生」「渡る世間は鬼ばかり」などで活躍した俳優の赤木春恵(あかぎ・はるえ、本名小田章子〈おだ・あやこ〉)さんが29日、心不全のため東京都内の病院で死去した。94歳だった。通夜は12月3日午後6時、葬儀は12月4日午後1時から東京都杉並区永福1の8の1の築地本願寺和田堀廟所(びょうしょ)で。喪主は長女野杁(のいり)泉さんの夫で所属事務所社長の野杁和俊さん。葬儀委員長は演出家・プロデューサーの石井ふく子さん。

 中国東北部生まれ。40年に松竹に入り、映画俳優でデビュー。故森繁久弥さんによる「森繁劇団」にも参加した。79年に始まった武田鉄矢さん主演のテレビドラマ「3年B組金八先生」では、校長役を演じ存在感を示した。80年代、朝のNHK連続テレビ小説「おしん」(原作・脚本は橋田寿賀子さん)にも出演。90年代以降、「渡る世間は鬼ばかり」(脚本は橋田さん)でしゅうとめ役を好演した。息子と認知症の母の日常を描いた13年公開の映画「ペコロスの母に会いに行く」に初主演。撮影時に88歳だったため、「世界最高齢での映画初主演女優」としてギネス世界記録に認定された。

 87年度の菊田一夫演劇賞を受賞。93年、紫綬褒章を受けた。