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 奈良県斑鳩(いかるが)町の世界遺産・法隆寺で、国宝の中門(7世紀、高さ約14メートル)の修理が終わり、4年ぶりに周囲の覆い屋が解かれ始めた。年内には、修学旅行など団体記念写真の定番スポットが復活する見通しだ。

 中門は金堂や五重塔(いずれも国宝)を囲む回廊の正面にあり、飛鳥時代の建築を今に伝えている。1903年に修理されたが、雨漏りや基壇の劣化が目立ち始めたため、2015年春から約110年ぶりの修理に入っていた。

 西隣に五重塔の先端が見えることから、門前の石段は長年、修学旅行などの集合写真ポイントだった。法隆寺の古谷正覚(ふるやしょうかく)執事長は「やっと飛鳥時代の雰囲気を味わってもらえる場所が戻ってくる。どうぞ、いい思い出の写真をお撮り下さい」と話している。(編集委員・小滝ちひろ