[PR]

 国の重要伝統的建造物群保存地区にもなっている滋賀県東近江市の五個荘金堂地区の近江商人邸で11月28、29の両日、ディナーやランチを提供する催しがあった。文化財を活用し観光客誘致につなげようと市が試みた。

 場所は市が管理する藤井彦四郎邸(宮荘町、県指定文化財)と外村繁邸(五個荘金堂町)。藤井邸では同市躰光寺町のレストランABARISのフランス料理、外村邸では同市平柳町の迎賓庵あけくれの日本料理が出された。

 29日の昼食、藤井邸ではABARISのオーナーシェフ前川欽也さん(40)が地元のカブやカラシナなどを使って用意したフルコースランチを、3組10人が楽しんだ。英会話教室仲間3人と訪れた同市内の田中志保美さん(66)は「落ち着いたお屋敷での食事は格別。また来たいと思いました」と喜んでいた。

 市は今回の催しを踏まえ、近江商人邸での食事提供や宿泊などの可能性を検討していくとしている。(阿部治樹)