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 お産に臨む妊婦や家族がリラックスして過ごせる病院をコンセプトに、静岡県立総合病院(静岡市葵区)の産婦人科が1日、リニューアルオープンする。茶系の落ち着いた色使いの壁や床、家族も休憩できるスペースなど、過ごしやすい工夫がちりばめられている。

 お産にかかる時間は人それぞれだが、陣痛が始まってから出産まで2、3日かかることもある。その間、「妊婦や家族の緊張を和らげ、不安を少しでも取り除きたい」という思いで実現した。昨年9月に新設された先端医学棟に手術室が移って空いたスペースを改装し、1200平方メートルだった産婦人科エリアを2千平方メートルに拡張。病床数は同じだが、大部屋を8室から5室に減らし、1人部屋を5室から13室に増やした。

 リニューアルの目玉は、妊婦が陣痛で来院してから出産し、体力が回復する数時間後まで滞在できる部屋「LDR」。陣痛、分娩(ぶんべん)、回復の英語の頭文字をとった。同院の小阪謙三産婦人科部長は、20年前はカーテンで仕切られた1部屋に妊婦が4~5人待機し、出産のタイミングで別室に移るシステムが普通で、出産後も比較的早く元の部屋に帰されていたとし、「一番しんどい時に、お母さんが2回も移動しないといけなかった」とLDRの必要性を訴えた。

 これまで分娩(ぶんべん)室は…

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