[PR]

 「外国人を入れっぱなしでは困る」。群馬県太田市の清水聖義市長は29日の定例記者会見で、外国人との共生策を自治体任せにしている国を批判。負担増を強いられる自治体への支援を求めた。

 清水市長は外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法(入管法)改正案に触れ、「日本に外国人は不可欠で法改正には反対しない」と述べた。一方、「国は(外国人を)入れるだけで『後は自治体で』という姿勢。自治体が尻拭いばかりでは困る。入れっぱなしの現状を改めてほしい」と不満を口にした。法改正後の状況の変化も懸念し、「非常に大きな問題になる。自治体の負担は確実に増す」として、自治体への配慮を促した。

 創設を求めている外国人庁にも触れ「(国が準備中の)出入国在留管理庁ではダメ。共生政策を一元的、包括的にやる外国人庁が必要だ」と改めて注文した。

 清水市長は28日、全国15都市でつくる外国人集住都市会議の座長として東京・霞が関の法務省を訪れ、多文化共生の推進を求める意見書を提出したばかり。(長田寿夫)