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 来年の干支(えと)の「亥」の土鈴作りが、秋田県横手市駅前町の中山人形店で盛んだ。中山人形は1874(明治7年)に平鹿町吉田字中山(現横手市)で誕生した土人形で、干支の土鈴作りは戦後に始まった。年賀切手に度々採用されるなどして全国にファンがいる。

 イノシシの土鈴は、金色の胴体に猛進を表現する茶色の線が走り、愛くるしい丸い目が特徴だ。5代目の樋渡徹さん(60)は、型どりから絵付けまでを1人でこなす。10月中旬から作業を始め、年末までに1800個を完成させる予定だ。

 樋渡さんは「手にする人にとっていい年であるよう願っている。新しい時代に迷いなく向かう年であってほしい」と筆を走らせていた。(山谷勉)