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 青森県八戸市の短歌の会に昨年10月、青森放送のラジオ番組が取材に来た。

 パーソナリティーをつとめる小田垣康次(やすじ)さん(80)があいさつし、レコーダーを回す。一首ずつ、会の講師が講評していく。

 メンバーの寺本一彦さん(71)はいつもなら積極的に発言するのに、緊張でうまく話せないでいた。

 1978年5月。寺本さんが店番をしていて、たまたま聞いたのが小田垣さんの番組の初回だった。

 「みなさん、こんにちは。『耳の新聞』の時間です。耳の新聞は、視力障害者のための番組です」

 耳をすました。当時、盲学校の教諭だった小田垣さんらが出演し、楽器やスポーツを楽しむ盲学校の生徒たちの様子を伝えていた。

 寺本さんは生まれつき左目が見えず、右目もほとんど見えなかった。大学まで進んだものの、友達ができなかった。両親にお膳立てされるまま、市内で食料品店を開いたが、両親がいなくなった後を思うと心配が絶えなかった。

 番組に出会ったのはそんなときだった。

 ラジオで聞いた盲学校に行けば…

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