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 岩手県の奥州市総合水沢病院の小児科が30日で外来診療を休診する。院長を兼任する常勤医師の退職に伴う措置で、代わりの医師確保は厳しく再開のめどは立っていない。地域の子どもや保護者らに戸惑いと不安が広がるなか、病院側にとっては大幅な減収も予想されており、病院経営にも痛手となりそうだ。

 同病院の小児科は1日30~40人ほどの外来患者がおり、この地域において小児医療の中核の一つとなっている。5歳の子どもを受診させた同市の小野寺和美さん(33)は「子どもも先生を信頼していたので、これからどうしたらいいか。困って泣いているお母さんもいる」と話す。

 小児科の常勤医師は院長の1人のみ。30日に外来の診察を終えた後は、約20人の入院患者の転院手続きなどをし、12月末で退職する。外来患者の保護者には小児科のある近隣の病院を紹介するほか、入院患者の転院先としては盛岡市や北上市、一関市などに協力を求めているという。

 2人の子どもが小児科にかかっ…

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