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それぞれの最終楽章・助け合いの町で(1)

永源寺診療所長・医師 花戸貴司さん

 永源寺地域は、滋賀県東近江市の山間部にあります。高齢化率も高く、20年余り後の全国平均と同じ。遅れた「田舎」ではなく、将来の日本の姿を表す「先進地域」だと考えています。

 農業に従事する人が多く、「畑仕事が生きがい」と多くのお年寄りが話します。診療の際も「ひざが痛くなってしんどいけど、畑に行けるかね」といった悩みが多いのです。昔ながらの地域のコミュニティーが色濃く残り、誰もが顔見知りで、ご近所の助け合いは当たり前。何十年も前の日本が残っています。だから、一人暮らしでがんになっても最期まで自宅で過ごせます。

 勉さんは、診療所の駐車場に雪が積もると、診療待ちの間、頼まれていないのに雪かきをしてくれるようなお人柄で、ご近所さんに親しまれていました。年上の奥さんを自宅で看取(みと)った後は1人で暮らし、弟さんが近くに住んでいました。

 78歳で胃がんの手術を受け2…

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