細沢礼輝
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東京メトロ丸ノ内線に来年2月にデビューする2000系は、車体全体が路線カラーの赤に覆われている
銀ピカのボディーと、横に走る路線カラーの帯。そんな姿が定番だった都市部の通勤電車に変化が起きている。昭和期に活躍した鋼鉄車のように車体丸ごと路線カラーで覆ったり、帯を横ではなく縦にあしらったり。「おしゃれ」なデザイン登場の背景には、ホームドアの普及もある。(細沢礼輝)
2019年2月に東京メトロ丸ノ内線にデビューする「2000系」は、車体丸ごとが路線カラーの鮮やかな赤色に覆われている。同社の現役車両で全面カラーを施しているのは、17年3月に全車置き換えが完了した銀座線「1000系」に次いで2例目だ。
かつての鉄道車両は鋼鉄製が主流で、サビ防止のために車体全体を塗装する必要があった。だが、その後登場したステンレス車やアルミ車は腐食に強く、車両数の多い通勤電車は無塗装のまま路線カラーの帯だけを巻く姿が主流になった。塗装がいらない分、コストの面でも優れていたことから、銀座、丸ノ内両線も1980年代に相次いでアルミ車が投入され、全面カラーから無塗装の銀ピカボディーに置き換わっていた。
全面カラー復活を後押ししたの…
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朝日新聞社会部