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 独裁で知られたフィリピンの故マルコス元大統領の妻イメルダ・マルコス下院議員(89)が、来年5月にある北部ルソン島北イロコス州知事選への立候補を取りやめたことが明らかになった。代わりに、副知事候補となる予定だった孫のマシュー氏が立候補する。

 イメルダ議員は出馬取りやめの理由を明らかにしていないが、11月に反汚職裁判所で、スイスでの資産隠しなど七つの罪が認定され、執行猶予のない禁錮刑を言い渡されたことが影響したとみられている。

 北イロコス州はマルコス元大統領の出身地。知事は2010年から長女のアイミー氏が務めているが、5月に行われる上院選にくら替え出馬する予定だ。知事選の後継候補となるマシュー氏はアイミー氏の息子で、元大統領のおいが副知事候補になるという。(バンコク=鈴木暁子)