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 川崎市川崎区で、治療目的の来日外国人向けに医療法人社団が「医療ツーリズム」専門病院を開設する計画があり、地元医療関係者と行政が「賛成出来ない」などとして混乱が生じている。病床数を調整する地域医療構想では、川崎区を含む二次保健医療圏で600床近くが過剰な状態。病院は100床規模の計画で、開設が許可され、病床が上乗せされると過剰状態が先延ばしになるためだ。

 医療ツーリズム病院は、川崎区で社会保険病院を譲り受けた「AOI国際病院」を運営する医療法人社団葵会(東京都)が計画する。同病院に隣接して葵会が運営する介護老人保健施設を移転、跡地を病院仕様に改修する。整形外科や脳神経外科など8診療科を設けて「日本の最先端医療を提供する」としており、2019年12月に着工、20年7月に開院の予定だ。

 行政と医療関係者が課題を話し合う場として、11月19日に開かれた川崎地域地域医療構想調整会議に葵会が出席。「国はインバウンド事業の中で、外国人専用の医療ツーリズム病院を進める考えを示している。地域と丁寧に意見交換しながら事業を進めたい。地域医療構想には協力していく」などと説明した。

 葵会は保険外(自由)診療の病…

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