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 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産の「秩父夜祭」が、2日の宵宮で始まった。埼玉県秩父市の秩父神社の例大祭で、300年以上の伝統がある国の重要無形民俗文化財。京都の祇園祭、飛驒の高山祭とともに日本三大曳山(ひきやま)祭りに数えられる。

 「屋台」と呼ばれる山車4基と、例年は3日の大祭にしか登場しない山車「笠鉾(かさほこ)」も1基登場し、秩父市内を勇壮に練った。いずれも極彩色の彫刻や、金糸であしらった刺繡(ししゅう)で彩られた豪華絢爛(けんらん)な造り。約100人の引き手が「ホーリャイ、ホーリャイ」というかけ声とともに、重さ十数トンの屋台をゆっくりと引き、市内各地の交差点ではテコの原理で方向転換する「ギリ廻(まわ)し」を披露した。

 3日の「大祭」ではもう1基の笠鉾も加わり、計6基の山車が午前9時から市内を巡る。夜には集まった山車が、秩父神社から約1キロ離れた秩父市役所前の「御旅所(おたびしょ)」へと向かう。(原裕司)