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 多数の薬を服用する「ポリファーマシー(多剤処方)」の問題に対して、宇都宮の国立病院機構「栃木医療センター」は先駆的な取り組みを続けてきた。国が医療費削減に向けてかじを切り、診療報酬改定が追い風となって、問題意識は広がりつつある。(若井琢水)

 ポリファーマシーは「多数」のpolyと、「薬」のpharmacyを組み合わせた造語で、一人の患者が多くの薬を服用する「多剤処方」を意味する。栃木医療センターは2015年に多職種チーム「ポリファーマシー外来」を設立し、入院患者の処方の改善に取り組んできた。きっかけは前年に、入院中の高齢の女性患者が薬の影響で死亡したことだった。

 女性患者は口腔(こうくう)疾患で入院後、食欲がなくなり、足元がふらつくようになった。最後には意識障害を起こして死亡。調査の結果、死因は薬の中毒症状だと分かった。女性は生活習慣病を中心に14種類の薬を処方されていた。量が多いため自宅では飲み切れていなかったが、入院中は処方通りに飲むようにしたこともあり、副作用を起こしたと結論づけられた。

 事故を受けて、医師や薬剤師、…

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