[PR]

 ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の沢田秀雄社長は3日、長崎県や佐世保市がハウステンボス地域への誘致活動をしている、カジノを含む統合型リゾート(IR)構想について「もし、自分たちが参加するなら、何千億も投資することになるので、慎重にやりたい」と述べた。決算発表の会見で答えた。

 IRの設置数は全国で最大3カ所。県は、国が定める基本方針をもとに実施方針を作り、IR事業者を公募で選んで国に計画を申請することになる。今後そうした流れのなかで、HTBが事業者とどういう距離でかかわっていくのかが注目されている。

 会見で、沢田氏は「IRは全世界にある。国内にもでき、競争原理が働く。よっぽど差別化されたものをつくらないと(競争に負ける)」「せっかくHTBは黒字で安定経営しているのだから、もしわれわれが参加するのだったら、慎重にやりたい」と述べた。

 一方、県などの推進協議会は今春、年間740万人の集客を掲げ、経済波及効果は九州全体で年間2600億円と試算。HTB地域への誘致に向けて10月に決起集会を開くなど、機運を盛り上げようと懸命だ。