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 書店が独自に作る本のカバー(書皮)を収集している女性がいる。静岡市葵区の中西晴代さん(59)。40年来のコレクションから県内59店の120枚を4日、同区で開かれた静岡書店大賞の会場で展示した。

 収集のきっかけは40年ほど前。谷島屋(静岡市)のクリスマス仕様のカバーに魅せられた。赤地に白で、聖母子像が描かれていた。「なんておしゃれなんだろう」。当時は、各書店が頻繁にカバーのデザインを変えていた。本が売れる時代だったのだ。

 1983年、全国の約70人と「書皮友好協会」を結成。年に1度、投票で「書皮大賞」を選ぶようになった。県外にも目を向けて、わかったことがある。「静岡では書店ごとにオリジナルの書皮としおりと紙袋の3点セットがある。かなり特異なこと。北関東や四国では共通の市販品を使っている例が目立つ」。県立図書館が書皮を作って「ご自由にお持ち下さい」と館内で配布するのも、静岡ならではという。「読書啓発が盛んなんです」

 デザインも凝ったものが多い。…

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