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 年末年始の富士山登山に備え、吉田口登山道5合目で5日、山梨、静岡両県警による初めての山岳救助合同訓練があり、山岳救助隊員27人が参加した。雪上訓練を予定したが、ここ数日の高温で6合目までの雪は消えた。それでも本番に備え、救助手順や装備の使い方を確認した。

 遭難者の多くが体温35度以下の低体温症で発見されるため、午前中は保温を重視した救助手順を学んだ。遭難者の胸元に湯たんぽを入れ、搬送の際にはエアマットやシュラフ、保温材のアルミシートなどを何枚も使った。午後は雪を求めて7合目へ。滑り止めのアイゼンの着脱訓練、ピッケルで滑落を防ぐ方法を実践した。

 積雪期の富士山登山について両県のガイドラインは、「万全な準備をしない登山者の登山禁止」「スキーやスノーボードの滑走禁止」を明示する。しかし、強制力はないため、年末年始は海外遠征の訓練目的などで大勢の登山者が訪れるという。

 山梨県警の志村一・山岳警備安…

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