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 完全に回復する治療法がない脊髄(せきずい)損傷の改善を目指す二つの再生医療が、相次いで節目を迎えた。研究から実用化の段階に移るにつれて、安全性に加え、効果や費用など、患者にとってより良い治療法かどうかが問われることになる。一方、再生医療による治療効果を一層生かすため、リハビリ手法の研究も進む。

 脊髄損傷は国内で毎年5千人が新たになり、患者は10万人以上とされる。わずかな運動や知覚の機能改善でも患者の生活に大きく影響する。

 こうしたなか、先月、札幌医科大の本望修教授らと医療機器大手ニプロが開発した、間葉系幹細胞を使う細胞製剤「ステミラック注」の製造販売が、厚生労働省の部会で了承された。また、iPS細胞を使う慶応大の計画を学内委員会が承認。国に提出した。認められれば来夏以降に臨床研究が始まる見込みだ。

 ともに「亜急性期」と呼ばれる負傷後数週間の患者が対象だ。将来的に、患者の多くを占める損傷から時間がたつ慢性期の患者の治療を見据えている。

 それぞれに仕組みは違い、利点と課題がある。

 ステミラック注は患者自身の細…

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