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 第37回「海とさかな」自由研究・作文コンクール(朝日新聞社・朝日学生新聞社主催、日本水産協賛)の表彰式が8日、東京都内であり、創作部門の最優秀賞・農林水産大臣賞に、岩手県宮古市立山口小6年生の坂下幸音(こうと)君(11)の作文が選ばれた。家は代々続く魚店だが、東日本大震災後に宮古の水揚げが激減。店を閉めることを決め、漁師の道を歩き始めた父の姿を描いた。

 宮古市の「魚彩市場」の中にある「坂幸魚店」。ここが、幸音君の父幸樹さん(41)が働いていた魚店だ。春はワカメ、夏はウニ、秋にはサンマ、冬にはサケが並んだ。幸音君は、宮古で取れた新鮮な魚を食べて育った。

 震災の後、宮古での水揚げは激減した。幸樹さんと社長の祖父は悩んだ末、店を閉めることを決めた。幸樹さんは漁師になる決心をし、昨年4月から宮城県女川町で修行を始めた。

 《「幸音は六年生。お父さんは漁師一年生。お父さんの方が下だな」と笑う父の顔は、帰って来るたびに真っ黒に日焼けしていっているし、手や足、顔の傷もどんどん増えていくかんじがしています。》

 幸樹さんは週末の午後、宮古の自宅に帰ってくる。修業先で毎日書いていた「一言日記」を見せてもらった。失敗して先輩の漁師に怒られたことや覚えることがいっぱいで大変な様子が書かれてあった。「家族に会いたい」という文字もあった。

 《そのふらふらとした弱々しい…

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