【動画】地球を食べる・ブルガリアの国民食「バニツァ」=吉武祐撮影
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巻いて焼く、国民食バニツァ@ソフィア

 恥ずかしながら、ヨーロッパのバルカン半島を担当するようになって、初めて知ったことがある。――ブルガリアのヨーグルトは甘くない。

 ブルガリアを最初に訪れたときに料理のおいしさに驚き、次に出張する機会が巡ってきたら、食の取材もしようと思っていた。ブルガリアと言えば、ヨーグルト。ブルガリアで朝日新聞の取材を手伝ってくれるウラディミール・ゼリャツコフ記者に電話できいた。

 「ヨーグルトを使ったお菓子とか、ないんでしょうか」。でも、こっちは甘いヨーグルトを想像しているので、さっぱり話が通じない。何度かやりとりをしているうちに、ブルガリアのヨーグルトは甘くなく、ヨーグルトケーキなどありえない、という現実を知った。

 ウラディミール記者は言った。「うちの義母のバニツァを食べるといい。ヨーグルトを使っていて絶品だ」

 バニツァとは、小麦粉を主な材料とする生地で、チーズや野菜などの具を巻いてオーブンで焼いた料理だ。朝食によく食べるほか、おやつや昼食にもなるブルガリアの国民食だ。

■具にはチーズ、卵、ヨー…

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