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 日韓の学生らが「自殺対策」に取り組む「inochi学生フォーラム2018」で、三段壁(白浜町)において照明を利用した自殺予防対策「ロード・ブループロジェクト」を考案した智弁和歌山中・高の2人組「Lupinus(ルピナス)」が最優秀チームに輝いた。

 学生フォーラムは大阪大学大学院の澤芳樹教授(心臓血管外科)が中心となり結成した「inochi未来プロジェクト」に賛同した大学生らによる「inochi学生プロジェクト」が開催するイベント。「ヘルスケア」に関する課題解決の実践を目標とし、15年から毎年開かれている。

 今年は、選考を突破した関西を中心とする中高大生と、韓国の大学生の計26チーム約80人が参加。7月から医療関係者や自殺予防に取り組む団体の講演を聞いたり、プレゼンをしたりしながら自殺予防対策の案を磨き上げた。10月の最終選考会を突破したファイナリストの6チームが、11月25日にグランフロント大阪(大阪市)で行われたプレゼンに挑んだ。

 「Lupinus」は上富田町の仁木陽香さん(高1)と白浜町の西村彩那さん(中3)のチーム。2人が目指したのは確実に自殺志願者にアピール出来る仕組み。「恋人の聖地」を目指す地元の観光地の三段壁が「自殺の名所」と呼ばれていることに違和感と危機感を持った2人は、白浜町の職員や警察署員、自殺予防に取り組む団体「白浜レスキューネットワーク」などに自殺の実態や対策の現状について調査を繰り返した。その上で、自殺志願者に「あなたに生きて欲しい」というメッセージを伝える仕組み作りに腐心した。

 8月に行われたプレゼンでは「ベンチのマスコットが持つタブレットで会話をする」という案を考えたが、審査員から「自殺志願者と観光客を見分ける実現性がない」「自殺志願者はタブレットに注目しないのでは」と指摘され、案を練り直した。

 実現性の高い対策に悩む中、指導役の一人から「照明を使ってはどうか」と助言を受け、論文などを読み、鎮静作用のある青色の照明に着目。暗く孤独を感じやすい三段壁の道にセンサーを設置し、人が来ると蛍光塗料で描かれた貝殻やヒトデなどをブラックライトが照らし出して幻想的な映像が浮かび上がる仕組みを作ることで、「恋人の聖地」と「自殺志願者へのメッセージ」の両立を目指した。

 さらに、防犯カメラを設置し、…

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