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 研究者や教員らでつくる「“人間と性”教育研究協議会」(東京)に今年、乳幼児の性と性教育について学び合うサークルができた。日本の性教育は思春期からが定石だが、性にまつわる言動は幼い頃からある。大人はどう関わればいいのか。議論と研究を進めていくという。

 子どもに「赤ちゃんはどこから生まれてくるの」と聞かれたら――。

 11月、東京都小平市で開かれた「乳幼児の性と性教育サークル」の初の全国セミナー。電話相談員として長年子どもに関わってきた安達倭雅子(わかこ)さんが、参加者に問いかけた。

 「うそやごまかしをしがちだが、それは子どもを傷つけ、トラウマになる場合もある」と安達さん。膣(ちつ)を経由する経膣分娩(ぶんべん)やおなかを切る帝王切開があること、どちらの方法で生まれてきても人間としての価値は変わらないことを、その子がわかる言葉で説明するという。

 「性の情報をどこまで伝えていいかと質問を受けるが、どこまででも話してもいい。子どもはすべてを理解できるわけではなく、そのとき知りたい情報しか受け取らない」。国語や算数などは何度も繰り返し教えるのに、性のことだけ「教えすぎ」を気にするのは「性に対するアレルギーだ」と指摘した。

 性器の名称や扱い方を伝える必要性も説いた。安達さんが乳幼児向け講座で子どもに体の各名称を尋ねると、性器に対しては「エロい」「スケベ」といった声が上がるという。「今の日本で育つと、5歳ぐらいで性器を『エロいもの』と思ってしまう。体の中に忌まわしさを形成しながら、自己肯定感を高めるのは無理」と訴える。「命を大切にするというのは、体を大切にすること。その体に詳しくないと、大切にできない」

 セミナーでは、性器の呼び名に…

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