【動画】航空各社による飲酒問題、現場で何が?
[PR]

 パイロットの飲酒が原因でフライトの遅れが相次いでいる問題で、国土交通省は5日、国内の航空会社25社の社長らを集めて、パイロットの飲酒対策などを話し合う会議を開いた。

 冒頭、田中英之政務官が「飲酒事案の根絶のため社長自ら先頭に立ち、スピード感をもって必要な措置を講じてもらいたい」と発言。会議は非公開で、同省によると、日本航空や全日空などが事例や対策を紹介し、各社で再発防止策を共有したという。

 国交省によると、2013年以降、国内航空会社のパイロットがアルコール検査で基準値を超えるなどして乗務に影響が出た事案は少なくとも41件あったが、飲酒検査の実施は各社の判断に任されていた。同省は、年内にもアルコール検知器を使った検査を義務化し、基準を新設する方針だ。

 国交省は11月1日、パイロットの乗務前の飲酒について対策を講じるよう各社に通知を出していたが、その後も同様の事案が相次ぎ、今回の会議を開いた。

 日本エアコミューターは5日、機長の飲酒が原因の11月28日のフライトの遅れについて同省大阪航空局に報告書を出した。(北見英城)