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 米国からの「有償軍事援助(FMS)」による武器購入が年々増加している。何が起きているのか、次期戦闘機であるF2後継機の行方はどうなるのか、中谷元・元防衛相に聞いた。

 ――FMSによる武器調達が急増しています。背景と問題点をどう見ますか。

 「厳しい安全保障環境を踏まえ、防衛力の整備のために必要だということで、陸上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』や早期警戒機E2D、迎撃ミサイルSM3などをFMSで購入し、これが巨額になっている」

 「必要性はわかるが、日本の防衛産業への影響は無視できない。F35もFMSだが、日本側ができるのは戦闘機の組み立てだけで、技術の開示はない。FMSでの武器輸入では、日本の技術的向上にはまったく寄与するところがないのが問題だ」

 「FMS増加による、防衛装備額の後年度負担が年々増加しているのも課題だ。(米政府が契約を主導することで)日本側が装備品や部品の査定・精査が十分にできない。契約後の部品の値上がりや製造中止により、当初より増額となる傾向がある。米国政府に透明性を要求し、将来追加要求のないような発注方法を考える必要もある」

 ――F2戦闘機の後継機選定では、純国産は厳しい情勢のようです。

 「日本の防衛産業は、機体もエ…

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