ダサいと不評でも…高輪ゲートウェイ、JR東が語る思い

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細沢礼輝 仲村和代
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 JR山手線の新駅の名が「高輪(たかなわ)ゲートウェイ」に決まった。JR東日本では都内でカタカナ単語が入った駅名は初めて。ネットでは否定的な意見も目立つ。公募で下位だった名が選ばれた背景は。

 「過去と未来、日本と世界をつなぐ結節点としてふさわしい名。多くの人に愛され、浸透して欲しい」。4日の記者会見で、深沢祐二社長は駅名への思いを語った。

 新駅は田町―品川駅間(東京都港区)に2020年春、開業。JR東日本によると、山手線に新駅ができるのは1971年の西日暮里駅以来で、14年6月に建設計画が発表されると、地元活性化の期待をこめた駅名候補が次々と登場した。地名や名所に由来する「高輪」「港南」「泉岳寺」に加え、品川と田町から1字ずつ取った「品田」、ゆかりの落語にちなんだ「芝浜」、一帯の再開発にからめた「グローバル新都心」などが取りざたされた。

 JR東は今年6月、初めて駅名を公募。1カ月足らずの募集期間に6万件を超える応募があり、寄せられた駅名は1万3228種類にのぼった。最多は「高輪」で、上位10位以内にカタカナを用いた名称はなく、「高輪ゲートウェイ」は36件で130位。当初から「応募数では決めず、集まったすべての駅名を参考にする」としており、11月下旬に深沢社長ら役員による選定委員会で最終決定したという。

 「ゲートウェイ」には唐突感もあるが、何に由来するのか。

 深沢社長が命名理由の一つに…

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