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 三重県伊賀市内を走る伊賀鉄道の上野市駅(伊賀市上野丸之内)に、「忍者市駅」という愛称が付くことになった。公有民営方式で経営に関わる市が6日の市議会一般質問で方針を示した。来年の忍者の日である2月22日に駅舎に「忍者市駅」の看板を掲げる方針。国への届け出が必要な正式な駅名変更ではなく、従来の上野市駅と併用することで、忍者の里を観光客らにPRする狙いがある。

 伊賀市は昨年2月22日に「忍者市」を宣言し、「忍者の聖地」であることを広くPRしている。伊賀鉄道のうち、伊賀上野城の玄関口でもある上野市駅について「忍者市駅」の愛称とし、外国人も含む観光客らにPRする。SNSなどで発信してもらうことも期待している。

 正式な名称は上野市駅から変えない。駅は1916(大正5)年に「上野町」として開業し、41(昭和16)年に「上野市」と改称。2004年に市町村合併で伊賀市となった後も駅名は維持され、地域に定着している。伝統ある駅名と新しい愛称を併用することで、観光客へのアピールとともに地元の愛着を高め、赤字に苦しむ伊賀鉄道の利用者増加につなげたい考えだ。(燧〈ひうち〉正典)