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 1997(平成9)年3月22日早朝の秋田駅。東京ディズニーランドから駆けつけたミッキーとミニーがくす玉を割った。秋田民謡「ドンパン節」が流れる中、こまち10号が東京に向けて出発した。白地にピンク色のラインの入った満席の車両は、秋田県内各駅で花火や「おやま囃子(ばやし)」に迎えられた。

 「線路脇は旗や手を振る人であふれていた」。最初のこまち10号を運転した土田和雄さん(72)は振り返る。運転士生活約30年で、初の新幹線乗務。最新鋭の車両が無事に出発したときの安堵(あんど)は忘れられない。「秋田には新幹線は来ねぇと思っていた。憧れの車両だった」

 特急「つばさ」で8時間前後かかっていた秋田―東京間は、82年の東北新幹線開業と田沢湖線の電化で、やっと平均5時間18分に。全国で進む鉄道高速化の波から取り残され、秋田は「陸の孤島」とまで言われた。

 そうした中、佐々木喜久治知事…

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