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 浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺(京都市下京区)の境内で、イチョウが鮮やかな姿を見せている。御影堂(ごえいどう)の前にある木が、例年より1週間ほど遅く色づいた。

 イチョウの木は高さ約12メートルで、幅は25メートルほど。枝が横長に伸びる様子が、空に向かって根を張っているようにも見え、「逆さイチョウ」の名で親しまれている。1985年には京都市の天然記念物に指定された。

 「水吹きイチョウ」の別名もある。1788年に大火に巻き込まれた際に、水を噴き出して御影堂を守ったという言い伝えからその名が付いた。

 イチョウの前で水彩画を描いていた長岡京市の野口武彦さん(77)は「上に向かって広がる枝に強い生命力を感じる」と語った。(高橋豪)