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 新年を前にお堂などに供える和紙の桜花づくりが、岩手県平泉町の毛越寺で続いている。江戸時代から伝わるといわれており、華やかな八重桜をかたどった花々が、初詣客らを出迎える。

 和紙を型抜きして縁を赤色に染めた「花びら」を折り込みのりづけして仕上げる。木の枝に結び付けて常行堂などに飾ったり、同寺に伝わる「延年の舞」の舞い手の笠に付けたりする。

 作業を担当する斉藤聡子さん(52)は「今年も新年を迎える準備の季節になったんだなと感じます」。佐藤美恵子さん(59)は「来年は災害のない年になりますようにと願いを込めています」と話した。

 同寺では、28日に年末恒例の餅つきと大注連(しめ)縄飾り付けがあり、大みそかの31日日暮れから元日の日の出ごろまで庭園をライトアップして、参拝客を迎える。両日は拝観無料。(泉賢司)