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(6日、フィギュアスケート・GPファイナル女子SP)

 平昌五輪金メダリストで、大会2連覇を狙うアリーナ・ザギトワ(ロシア)は「77・93」という得点表示を見て、何度も無言でうなずいた。「少しナーバスになって、最高の力を発揮できなかった」。11月のロシア杯で出した自己ベストを2・85点下回った。

 ただ、完璧に近い演技だった。全てのジャンプのGOE(出来栄え点)で加点がつき、スピンとステップも全てで最高のレベル4を取った。それなのに、同じ16歳の首位紀平に技術点で5・26点差もつけられた。

 最終滑走だったザギトワは、紀平の得点を知らなかったという。「自分に集中して、他のスケーターを気にしないようにしていた」。ただ、演技後の記者会見場では終始、悔しそうな表情を浮かべた。紀平に関する質問が飛ぶと、顔をしかめて、はっきりとした答えを言わなかった。