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 リオデジャネイロ五輪体操女子代表の宮川紗江選手が、日本体操協会の塚原千恵子・女子強化本部長らから「パワーハラスメントを受けた」と主張した問題で、同協会は10日、「悪性度の高い否定的な評価に値する行為であるとまでは客観的に評価できない」という第三者委員会(委員長・岩井重一弁護士)の調査結果を公表し、「パワーハラスメントは認定できなかった」とした。この日の臨時理事会で、千恵子本部長と夫の光男副会長の職務一時停止措置を解除して、復帰させることを決めた。

 第三者委は、①千恵子本部長が宮川選手とコーチを引き離そうとしたという宮川選手の主張について、「引き離し行為は認められない」②今年7月の代表合宿で宮川選手が千恵子本部長と面談した際にパワハラを受けたという主張についても「不適切な点が多々あったとはいえ、悪性度の高い否定的な評価に値する行為であるとまでは評価できない」とした。

 一方で協会は、なぜ問題が起きたかを改めて検証する「特別調査委員会」と、コンプライアンスの強化など、第三者委から受けた提言を遂行させるための「提言事項検討委員会」の設置を決定。特別調査委の調査結果次第では、塚原夫妻らに対して懲戒処分が下る可能性もあるとした。

 問題は8月29日、宮川選手が会見を開いて明らかになった。自身に暴力を振るって協会から無期限の登録抹消処分を受けた所属チームのコーチの処分軽減を求めた上で、塚原夫妻から「あのコーチはダメ。私なら100倍教えられる」などと言われ、恐怖を感じたと訴えた。

 また、2016年11月に協会が立ち上げた「2020東京五輪特別強化選手」制度に参加しなかった際にも、千恵子本部長から「参加しないと協会として協力できなくなる。五輪にも出られなくなるわよ」と言われたとした。

 これを受け、塚原夫妻は8月31日に声明を発表。「宮川選手がけがで成績が振るわなかったことを言ったもので脅すための発言ではない」と主張していた。

 宮川選手の代理人弁護士は10…

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