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 付け人に暴行した大相撲の幕内貴ノ岩(28)=モンゴル出身、千賀ノ浦部屋=が7日、日本相撲協会に現役引退を申し出て、受理された。東京都台東区の所属部屋で会見を開き、冒頭で深々と頭を下げた。「弟弟子に手を上げて、大変つらい思いをさせた。責任をとり、現役を引退したい」

 昨秋に起きた元横綱日馬富士による傷害事件では被害者だった。「自分の気持ちの弱さ。自覚が足りなかった。反省の気持ちしかありません」と硬い表情で語った。

 貴ノ岩は4日夜、巡業先の福岡県行橋市の宿舎の一室で弟弟子でもある付け人(23)の顔を素手で数発殴った。風邪薬を忘れたことが理由だったと説明した。

 この1年余り、暴力問題の発覚が絶えず、協会は10月下旬に暴力決別宣言と再発防止策を発表したばかり。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「この1年、これでもかというほど(再発防止に)取り組んでいる。残念極まりない」と話した。