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 本社21階の秘書室が資金工作の中枢ではないか――。

 横浜市西区の日産自動車のグローバル本社。監査役ら数人でつくる内偵チームが動き出したのは、東京地検特捜部が日産前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)を逮捕する半年以上前の今年春ごろだった。

 前会長による会社の「私物化」を疑う「うわさ」はかねてあった。そこに、具体性を伴う複数の内部通報がもたらされた。日本人社員からとみられた。

 内偵チームがまず目をつけたのは、2010年にオランダ・アムステルダムに「ベンチャー投資」目的で設立された子会社「ジーア」だ。この会社を基点にブラジル・リオデジャネイロやレバノン・ベイルートなど海外の複数の高級住宅が購入され、前会長に提供されていた。

 ジーアは連結外の子会社。監査法人の目が届きにくい上、住宅の購入手続きはタックスヘイブン(租税回避地)につくった法人を通じて行われ、二重三重のベールに包まれていた。

 取締役には前代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者(62)のほか、本社21階秘書室で長年ゴーン前会長に仕えてきたある幹部が就いていた。内偵チームは、この幹部とその上司の専務執行役員の2人から情報を得ようと考えた。

 2人の協力で調査は加速した。…

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