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 アマゾン・ウェブサービス(AWS)が11月26日から29日まで、米ラスベガスで年次開発者会議「re:Invent 2018」を開催しました(写真1)。AWSは通販会社としておなじみのアマゾンの子会社で、アマゾンのインフラ技術を担当しています。AWSはあらゆるネットインフラを支える存在になりました。同社が公表した数字によれば、クラウドインフラを提供する企業全体のうち、51.8%ものシェアを持ちます。アマゾンにとっても、全売り上げの10%、利益の実に60%以上を稼ぎ出す存在であり、通販と同等以上の存在になっています。それだけ勢いのある会社であるため、会期中には5万人を超える技術者が来場し、日本からの参加者の姿も目立ちました。

 そんな、AWSが基調講演で主に発表したのは「AI」と「データレイク」です。後者は、大量のデータを素早く扱う技術、といえばわかりやすいでしょうか。実は、両者はきわめて密接な関係をもっています。いまやクラウドを使ったネットサービスは、我々の生活に欠かせないものです。その先の未来を作るために、AWSはAIとデータレイクを主軸にしていると言うことができます。彼らの戦略を探ってみましょう。(ライター・西田宗千佳)

「ロボットカー」をAWSが発表した理由

 11月28日午前(現地時間)に行われた基調講演では、ちょっと珍しいものが発表されました。それが「ロボットカー」です(写真2)。「AWS DeepRacer」と名付けられたこの製品は、大きな無線操縦装置のような形をしています。しかし遠隔操作するものではなく、立派な自律走行車。カメラから得た映像から自分が走るべき道を見つけ出し、どこをどういう速度で走るべきかをDeepRacer内にあるコンピューターが判断して動いています。AWSは2019年に向けて、DeepRacerを使ったレースのリーグ戦である「DeepRacer League」も開催しています。29日には、早くも「第一回コンペ」が開かれました(写真3、4)。

 冒頭で述べたように、AWSはあくまで「クラウドインフラを提供する会社」です。おもちゃや自動運転車の技術を提供する会社ではありません。AWSのAIと機械学習技術担当ゼネラルマネジャーであるライアン・ギャビン氏(写真5)は「もちろん、機械を提供することが目的ではありません」と笑います。

 「目的は、機械学習の技術を技…

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