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 外国からの輸送船が増える年末年始を前に、千葉海上保安部は10日、千葉市中央区の同海保船艇基地で年末年始特別警戒の出動式を開いた。密入国や密輸などを防ぐ水際対策を強化しようと、今年は初めて税関と合同で開催。海保や東京税関などの職員計36人が参加し、海上保安官らが拳銃や警棒の点検などをした。

 この日は、千葉海保の巡視艇4隻と東京税関の監視艇1隻による洋上パトロールをしたほか、千葉県警水上警察隊と入国管理局も加えた4機関の職員ら計約30人が、千葉港に入港した外国籍の自動車運搬船への立ち入り検査も実施。フィリピン人の船員25人のパスポートや乗員上陸許可書を確認したほか、船内のロッカーや引き出しに銃器や薬物などがないかを調べた。

 特別警戒は来年1月10日まで続けられる。千葉海保の福井孝之・保安部長は2020年東京五輪・パラリンピックなどを念頭に「関係機関や民間との連携をより一層強化し、テロに至らないよう不審物や不審人物の入国を防ぐ水際対策を進めていきたい」と話した。(松山紫乃)