[PR]

 昨年11月初旬、秋田県藤里町北部に広がる「岳岱自然観察教育林」を訪れた。白神山地の世界遺産登録地域の外だが、しっとりぬれた落ち葉が静寂を生み、ブナの木々が美しい。

 約13万ヘクタールある白神山地のうち、教育林のように原生的なブナ林が集中する約1万7千ヘクタールが1993(平成5)年、屋久島(鹿児島県)とともにユネスコの世界遺産に登録された。

 その少し前。白神山地の名を全国に広めたのは皮肉にも、ブナ林を分断し、秋田の二ツ森登山口と青森の大川を結ぶ「青秋林道」の計画だった。地元に反対運動が起こり、全国から計画中止を求める署名が集まった。90年に中止が決定。国は一転して国内法を整備し、現状の維持へと舵(かじ)を切った。

 微妙な問題が残る。約1万ヘク…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら