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 上越市は市立小・中学校全72校の米飯給食に使う銘柄を、現在のコシヒカリから、来年4月以降は業務用米のつきあかりに変更する方針を固めた。来年1月の市教育委員会で協議し決定する。米の生産調整(減反)廃止の影響が意外なところに及んだ形だ。

 学校給食用のコシヒカリは、通常のコシヒカリよりも安く市に納入することを条件に、市が市内の認定農業者に生産数量目標の上乗せ配分をしてきた。ところが、今年産米から生産数量目標の配分が廃止され、認定農業者への上乗せ配分がなくなった。このため、今後はコシヒカリを安く調達することが難しくなると予想されることから、対応を検討してきた。

 つきあかりに変える理由は①地元で開発された品種である②従来と同等の価格で調達できるため、給食費を値上げせずにすむ③4時間保温してもおいしさが続くことなど。

 上越市は1977年に米飯給食を開始。ブレンド米を使っていたが、2001年からコシヒカリ100%を原則としてきた。年間192回ある給食のうち143回が米飯。197トンの米が消費され、銘柄変更後も消費量は変わらない見込み。(増田洋一)