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 ウイスキーの世界に「地殻変動」が起きている。ハイボール人気などによる原酒不足で、一部の商品が販売休止や品薄になる一方、これまでの常識を覆すような新たな産地の商品が台頭してきている。

 「台湾のウイスキーだって」。昨年秋、お歳暮シーズンを控えた近鉄百貨店(大阪市阿倍野区)の和洋酒売り場。店頭の見慣れぬウイスキーに買い物客が声をあげた。単一の蒸留所で造るシングルモルトの台湾産「カバラン」(700ミリリットル・税抜き4500円から)だ。

 ウイスキーは、本場スコットランドでは少なくとも3年超の熟成が必要とされる蒸留酒。産地は、日本でも北海道などの冷涼な地域が一般的だ。ところが台湾は「亜熱帯」で、取り扱う伊藤忠商事子会社の伊藤忠食品(大阪市)によると、「気候からスコットランドの3~4倍の早さで熟成する」。伝統国の供給不足の中で登場してきた「早熟の新顔」というわけだ。

 手がけるのは、もとは飲料メーカーでウイスキー歴わずか十数年の金車(きんしゃ)蒸留所。台湾で民間企業が酒類を製造できるようになった2000年代に参入。製品は世界的コンペティション「WWA」で「世界最優秀シングルモルト」を2年連続で受賞した。

 近鉄の売り場担当の荒鹿充範さんは「寝かせてナンボとは正反対ですね。以前は知らない銘柄だったが、飲むと香り高い」。伊藤忠食品は2017年から本格輸入し、昨秋に値ごろなランクの商品も導入。同社の松久直規さんは「ウイスキーの幅を広げたい」と話す。

 食品卸の国分グループ本社(東…

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